アナログな話

Evernote

「エバーノート」

みなさん既にご存知とは思いますが、かなりのユーザー数を誇る、情報メモアプリです。

 

実際に、わたくしも重宝しております。移動中などに、フッとひらめいたときなど、すぐに胸元からiPhoneを取り出し、Evernoteにメモります。

とにかく、思いついたアイディアはすぐに記録しておかないと、最近記憶にほとんど残りません。(年齢からか...)

 

Evernote は、同一アカウントで会社PC、自宅PC,   iPhone,  iPad等、一番近くにある端末でメモれます。写真や音声等も保存できますし、カテゴリー別に分類することも出来ます。

 

私の個人的活用法は、Evernoteと紙の手帳の組合せです。

 

とっさに閃いたアイディアは、デジタル端末にすぐさま記録。 そして、いくつかのアイディがまとまった時点で、プリントアウトするかPCでざっと見まわします。

そこから、紙の手帳とシャープペンシルで、それらのキーワードから思いつくままに紙に書きまくります。

重要な言葉は大きく書いたり、矢印や図などでキーワード同士を繋ぎ合わせたりします。そうすると、小型の手帳が一気に消費します。

 

また、途中で関連性の薄いと思われるキーワードを思いついたら、5ページくらい飛ばしてメモります。そして、最後に書き込んだページを行ったり来たりとめくりながら、脳みそを整理していきます。慣れてきますと、手帳に書き込んでいる時点で、既に自然とキーワードから連想される結果別にページを書き分けているので、パラパラしているとそこから新しい結果が見出せたりします。

後ですごく重要になると思ったキーワードは、その一言だけ書き、次のページに飛んだりします。後で、周辺に新しいメモが必ず思いつくからです。

 

とにかく、記憶力の低下を補うために、個人的にデジタルとアナログの両方を駆使し、出来るだけ脳を若い状態にキープしたいと思う、今日この頃です。

色の話 2(美術館の仕事1)

以前、ある美術館の収蔵図録集の仕事をした時の話です。

「より原画に近い印象を図録集で表現する」

をコンセプトに時間をかけ図録を仕上げていきました。

まず最初に行った作業は、撮影されたリバーサルフィルム(当時デジカメがなかったので)、と原画を比較することでした。(リバーサルフィルムは、当時プロカメラマンが通常使用していたフィルムで、現像処理後ネガになるのではなく、ポジ状態に仕上がりライトビュアなどで実際の色が確認できるタイプのフィルムです。)

作業時の機材は、持ち運びのできるライトビュアとメモ帳、絵画の状態を安定的に見るための美術館学芸員さん手作りの証明セットを担ぎながら、美術館を隅々まで歩きました。そこで、まず写真原稿の評価を行います。撮影時の照明状態が一番重要かと思いますが、どうしても印刷物へ展開するのに状態の悪い写真ポジフィルムについては、再撮影をお願いしました。

とにかく、写真ポジフィルムに写し撮られた作品と現物の差を、一枚一枚メモ帳に記します。(丹念にメモしないと、あまりの点数の多さに仕事場に戻ったときに忘れてしまいます。実際、かなり混乱した記憶があります)

微妙な発色部は、学芸員の方と「このベージュは、青系でしょうか?グリーン系に転んでいるでしょうか?」などと相談しながらどちらの色に仕上げるかを決定してゆきます。

通常、なかなか実物を見ながら印刷物を作り込んでゆくことは、時間的、コスト的に厳しいのが現実です。また、デジタルカメラが標準的に使われるようになり、仕事の役割分担が変化してきているのも事実です。

美術館の館長に多大なるご配慮いただき、、休館日に合わせて幾度となくその美術館に通い、じっくりと収蔵作品を見ながら色調や諧調の仕立てをすることが出来ました。今となっては貴重な経験です。

次回に続きます。

アナログ製版 1

わたくしの社会人としての初仕事、製版業について語ります。

恐らく、年齢にして30才未満の方は、時代劇のような世界だと思いますので出来るだけ詳しく語ろうと思います。

とりあえず、鉛をひろって植字していた活版時代ではなく、その後現在まで主流とされているオフセット印刷時代のお話にさせて頂きます。

コンピュータを製版に使用するようになったのは、今から20年くらい前だと思います。今ではPCやMacで簡単に出来てしまう画像処理やデジタルデータ作成を、部分的に行える専用システムコンピュータが存在していたのですが、その価格は1億円を超えていました。

よく町の風景を撮影した写真に電線が写り込んでいた場合の消し込み処理などは、今ではPhotoshopで数分で終わるような簡単な画像処理であっても、当時は1点当たり5万~10万円を作業代として頂いておりました。(ものの1時間くらいの作業で、10点あったら100万円です!)

今では誰でも自宅のパソコンで、出来ちゃいますよね。 当時はPhotoshopなどありませんでしたから、我々専門家の専売特許であったのです。カラー印刷についても、カラリオやピクタスなどのインクジェットプリンタなどは存在自体がありませんでしたので、みなさん芋版でつくったり一枚一枚手書きで年賀状を作成していたと思います。(それはそれでとっても良い時代でした)

当時、私どもで使用していたシステムは、100Mバイトのハードディスクを3つ装備していました。(小型冷蔵庫くらいの大きさの装置でした)

とりあえず、シリーズ第一弾は、これで終わります。

つづく

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